このワームにはこのフック!ワーム装着完全ガイド 【シャッドテール】
- 1.シャッドテールとは?
- 2.シャッドテールワームを⼀挙紹介!
- 【ゲーリーヤマモト:ハートテール】
- 【O.S.P:ドライブシャッド】
- 【BOTTOMUP:ヴァラップスイマー】
- 【DSTYLE:ブルーノシャッド】
- 【ハイドアップ:スタッガーオリジナル】
- 3.シャッドテールワームに最適なフックとは?
- 【姿勢を安定させるフック】
- TNSオフセット/TNSオフセットHD
- 【⾝切れしにくくフッキング率を損なわないフック】
- ハイパートルネード/ハイパートルネードウェイテッド
- 【ロールアクションには⼀体感があり軽いフック】
- ライトニングストライク
- 4.フックで姿勢やアクションが変わる!シャッドテールワームにはぜひ最適なフックを!
バスフィッシングにおいて、ワームの種類は多岐に渡ります。そして、そのワームに最もマッチするフックが必ず存在します。
この記事では、各ワームに最もマッチするフックを、なぜマッチするのかという理由も含めて、詳しくご紹介します。
シャッドテールとは?
シャッドテールワームと⾔えば巻きの釣りに⽋かせないアイテムの1つです。ひと昔前は巻きの釣りで使⽤するワームと⾔えばグラブが主流でしたが、シャッドテールが⽣まれてからは「ワームでの巻きの釣り=シャッドテール」という図式が当たり前になったのではないでしょうか。
今回はワーム界のスピナーベイトとも⾔うべきシャッドテールワームの魅⼒と、合わせるフックの相性についてご紹介します。
シャッドテールワームの特徴と⾔えば「ただ巻きで使えるワーム」と⾔う点に尽きるのではないでしょうか。スピナーベイトやクランクベイトもただ巻きで使えますが、特筆すべきは浮遊ゴミやカバーにめっぽう強いこと。さらには⾶距離を出しやすいこともあり、カバーが絡むフラットや初めてのフィールドで安⼼して投げることができます。
また、シルエットでの集⿂効果も⾼いため、後ろから⿂がチェイスしてくる場⾯を⽬撃した⼈も少なくないはず。
他のルアーよりも安⼼して投げ込めるルアー。それがシャッドテールワームの特徴ではないでしょうか。
シャッドテールワームの代表作を一挙ご紹介!
⼀概にシャッドテールワームと⾔えど、種類や特徴は様々…今回は使⽤頻度の⾼いワームをピックアップし、合わせるフックも含めて紹介させていただきます。
【ゲーリーヤマモト:ハートテール】
特徴
- 強い⽔押と、ボディをクネらせるロールアクション。
- ゲーリーマテリアルならではの⾼⽐重ボディ。
- スロー〜ミディアムリトリーブ向き。
琵琶湖でノーシンカーシャッドテールゲームの⽕付け役となったワーム。⾮常に安定感があるスイミングで、強い⽔押アピールとロールアクションの⾷わせを両⽴しているアイテムです。フッキング性能も⾼く、遠投先のバイトを難なくフックアップできるのも魅⼒です。
ただ巻きで⿂を寄せる⼒があるので、使うリグはノーシンカーリグを基本に、ウェイテッドフックでレンジ調節をするのがお勧めです。
【O.S.P:ドライブシャッド】
特徴
- フォールでもバイトを誘えるフォールアクション。
- 非常に安定したスイミング。
- ややミディアム~ファーストリトリーブ向き。
シャッドテールワームの中で唯一フォールを効果的に使えるワームです。フォール時にはボディをクネらせながらテールも動かしており、ストップ&ゴーやジャーキングなどでリアクションバイトを狙うこともできます。また、スイミングには高い安定性があり、バジングテクニックも快適に使えるほど。
使うリグはノーシンカーを中心にキャロライナリグなど、ストップモーションが入るリグもお勧めです。
【BOTTOMUP:ヴァラップスイマー】
特徴
- 超ハイピッチタイトロールアクション。
- 細身シルエットかつ低重心三角形ボディのキレのあるアクション。
- スロー~ミディアムリトリーブ向き。
ワイドウォブルアクションのアイテムが多い中で、ハイピッチタイトロールアクションと言えばヴァラップスイマーです。アピール力は小さめですが食わせ能力が高く、他のアイテムではあと一歩喰わないような時に投入したいワームです。
使うときはノーシンカーリグがオススメ。多少ウェイトが欲しい時は、ネイルシンカーをオススメします。深いレンジを探るときはテキサスリグにすることが多いです。初夏~秋の水温が高いときに活躍することが多く、夏場のシェードを攻めるときはぜひ使ってほしいアイテムです。
【DSTYLE:ブルーノシャッド】
特徴
- 比較的深いリブの水噛み
- ソリッド面(リブ無し)を設けたことによるキャスタビリティ確保
- スロー~ミディアムリトリーブ向き
深いリブを設けたシャッドテールは、アクションのキレやキャスタビリティを損なうものの、深いリブが水を複雑に攪拌する特徴を持っています。この独特の水流に魚が強く反応する場面が多々あります。それに対しソリッド面を設けたシャッドテールは、リブを設けない分アクション性と重量を持たせられます。それらの良いとこ取りをしたのがブルーノシャッドです。
重心を置く腹部にソリッド面を採用して姿勢の安定性とキャストするための重量を確保しており、背中の深いリブで水を攪拌しています。魚からの反応が今一つ無い時はぜひ投入してみてください。抜群の安定感と背中のリブを活かした、ボトムに当てながら巻くテクニックもオススメですよ。
【ハイドアップ:スタッガーオリジナル】
特徴
- 結果から導き出されたローピッチロールアクション。
- ウィードエリア攻略に最適な準扁平形状。
- スロー~ミディアムリトリーブ向き。
シャッドテールを語るうえで欠かせないワーム。シャッドテールカテゴリーの生みの親であり、今もなお琵琶湖を中心に高い人気を誇るシャッドテールです。このワームの最も優れた点は、どのワームよりもバスに寄り添って作られた点ではないでしょうか。開発当初はハイピッチロールアクションを目指していたようですが、ビックバスの捕獲率は今のローピッチロールアクションが高いという結果に。当時は同系統のワームも無い中で0から形作られたワームですから、その実力は言わずもがなです。
基本的にはノーシンカーやウェイテッドフックを使用したただ巻きがベスト。ローピッチロールアクションをバスにしっかりと見せることで釣果を得るワームです。
シャッドテールワームに最適なフックとは?
【姿勢を安定させるフック】
シャッドテールワームはとにかく泳ぐ姿勢が重要になります。そのため姿勢を安定させるオフセットフックを基準に合わせることをオススメします。
具体的にはベンドカーブの位置が比較的低く、フック単体が低重心になっている物です。これによってネイルシンカーを使わなければまっすぐ泳がないようなワームでもすんなり使えるようになったりします。
TNSオフセットシリーズはラインアイとフックポイントが比較的近いこともあり、低重心でワームの姿勢を安定させやすいフックとなります。これによりほぼ全てのシャッドテールワームと相性が良く、特にフォールアクションが武器のドライブシャッドとは抜群の相性です。
【身切れしにくくフッキング率を損なわないフック】
身切れが気になる方にはスクリュータイプのオフセットフックがオススメ。しかし注意点として、スクリューフックはワームのヘッド部分をズラしません。通常のオフセットフックはワームのヘッドをズラしてフッキングに持ち込むので、しっかり選ばなければフッキング率が悪くなってしまいます。
身切れしにくいスクリュータイプでシャッドテールに合わせるべきは、 アウトポイント (針先が外向き)でワイドゲイブタイプの物です。
ワームの身切れを起こしにくくするスクリューフックですが、特にシャッドテールと相性がいいのはこの2つです。スクリューはしっかりとヘッドを固定し、ワームへの負荷が大きいスキッピングを繰り返しても、ヘッド部分の身切れを起こしにくいです。
鈎本体はアウトポイントワイドゲイブ形状でシャッドテールワームとの相性が特に良く、ハートテールワームなど身切れしやすいシャッドテールワームにはぜひ合わせたいフックです。
【ロールアクションには一体感があり軽いフック】
ヴァラップスイマーのようにロールアクションを強みとしているシャッドテールには、ボディとの一体感がありつつもフッキングするためのゲイブ幅を持つ軽量フックがオススメ。
ロールはオフセットフックのベンドカーブ部分を振り回す形になるので、できる限りアクションを阻害しないフックを選びましょう。
ロールアクション主体のヴァラップスイマーなどと相性が良いフックとしては、このライトニングストライク。
このフックは一見ナロータイプの様ですが、ゲイブは通常のオフセットフックと同等です。これはラインアイとフックポイントの高さに幅を持たせてあるので、ワームにセットしたときにフックのベンドカーブ部分がワームと近くなるのです。
そのためスイミング姿勢を整える効果は薄いですが、ボディを回転させる動きの邪魔にはならず、ワーム本来のロールアクションを発揮させやすい特徴を持っています。また、フック自体も比較的細軸で軽量のため、よりロールアクションを際立たせます。
細身でキレのあるハイピッチロールアクションが武器のヴァラップスイマーとは抜群の相性です。
フックで姿勢やアクションが変わる!シャッドテールワームにはぜひ最適なフックを!
シャッドテールワームの中層攻略は、姿勢の安定性やアクションの質で大きく釣果が変わる釣りです。中層でバスがしっかりとルアーを確認し、その上でバイトするか否かを決める場合が多く、小さな違いが釣果を左右することもしばしば…
フック一つとってもルアーのアクション性に合わせることが可能ですので、皆さんも手持ちのシャッドテールワームに合うフックを今一度考えてみてはいかがでしょうか。
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