このワームにはこのフック!ワーム装着完全ガイド【バックスライド系ワーム】
バックスライド系ワームと言えばカバー攻略に欠かせないアイテムの一つ。
ワームの動きや操作は非常にシンプルですが、ド派手な釣果を叩き出してくれるのがこのジャンルです。
今回は誰しもが簡単に扱えて釣れる「バックスライドワーム」についてご紹介させていただきます!
バックスライド系ワームとは?
バックスライドワームの特徴は下の3つが基本となります。
特徴
-
読んで字のごとく「後ろに下がる」こと。
→キャストできない護岸や葦のえぐれ、カバーの奥へアプローチができる。 -
フォール姿勢が水平に近い。
→バイトさせやすい姿勢で中層攻略が可能。 -
後方重心で飛距離を出しやすい。
→攻略できる範囲が広く、距離がある対岸のカバーも打ちやすい。
この3つの特徴により、特に夏場に活躍することが多いワームです。
今回はカバーの種類やシチュエーションに注目しつつ、オススメフックと一緒にバックスライドワームをご紹介させていただきます!
バックスライド系ワームの代表作を一挙紹介!
【ゲーリーヤマモト:ファットイカ】
特徴
- 超高比重ゲーリーマテリアル。
- ノンソルト素材のフラスカート。
- 不規則フォール。
バックスライドワームを語るうえで欠かせないのがゲーリーヤマモトのファットイカ。 ファットイカの特徴と言えば超高比重ゲーリーマテリアル。
ゲーリーマテリアルと言えば、ソフトマテリアル+塩分高配合ではないでしょうか。これにより弾丸のような飛距離と独特な水押感を出すことができます。
また、ノンソルト素材のフラスカートを付けることにより、ボディは動かなくてもスカートが機敏に動くので、シンプルですが隙の無いバックスライドワームとなっています。
そして不規則なバックスライドがこのワームの持ち味です。ファットイカはバックスライドしている途中でいきなり垂直に落ち、またバックスライドするといった落ち方をします。
スライド幅はそこまで大きくないにもかかわらず、カバー際で多くの釣果を出しているのはこのためではないでしょうか。
ファットイカを使うときは、不規則なフォールを演出しやすいフリーフォールを強く意識しましょう!
推奨フック
推奨フック:T・N・Sオフセット、T・N・Sオフセット HD
推奨サイズ(T・N・Sオフセット&HD):4/0
推奨フック:D・A・Sオフセット
推奨サイズ(D・A・Sオフセット):5/0
【OSP:ドライブショット】
特徴
- スリムボディによるすり抜けの良さ。
- フォール時のドライブアクション。
- フッキング性能の高さ。
テンポ良くカバーを打っていくならドライブショットがオススメ!
フォール時はボディを左右に振りながら落ちるドライブアクションで魚を寄せ、着底後はフラスカートの開閉アクションでバスを誘います。また、スリムボディなのでカバーのすり抜けが良く、効率良くカバーを打っていけます。
この特性はまさにトーナメントルアー。
芦のカバーが続くストレッチなど、手数がいるエリアで積極的に使ってほしいワームです!
【BOTTOMUP:ハリースライド】
特徴
- 高比重スモールシルエット。
- フォール時に動くハイレスポンスアーム。
- セカンドバイトを誘発させるレッグ。
このワームの強みは、セカンドバイトを誘発させやすいことです。
フォール時はアーム部分が非常に良く動き、着底後のロッドアクションではレッグが存在感を出します。このフォール時に動かなかったパーツがボトムで動くことが、セカンドバイトを誘発させるキモとなっています。
また、スモールシルエットでありながら、キャストしやすい比重があるのも魅力。
レギュラーサイズのバックスライドワームに喰い渋ったときは、ぜひ投入して欲しいワームです!
【ゲーリーヤマモト:ハガー】
特徴
- 超高比重ゲーリーマテリアル。
- ロングアーム。
- バックスライド幅。
ハガーはゲーリーマテリアルを用いたもう一つのバックスライドワームです。
ファットイカに比べてスライド幅が長くなるよう設計されており、カバーの奥までしっかりと入ってくれるのが特徴。
扁平ボディではなく比較的細いボディでバックスライド幅を確保しているので、シルエットが大きすぎバイトさせやすいのも魅力です。
さらにロングアームがストレートワームのように絶え間なく動いてバスを誘うので、魚に長く見せられるバックスライドワームとなっています。この特徴は水の流れを利用したドリフトでも使い勝手が良く、オープンウォーターでもバイトさせやすいです。
流れのあるフィールドではハガーがオススメです!
【DEPS:ブルスライド】
特徴
- 扁平ボディによるバックスライド幅。
- ノンソルト素材の外皮で長持ち。
- 蛇腹状テールで綺麗に後ろへスライド。
特長としてはバックスライド幅が大きく自重が長持ちするワームです。
バックスライドワームにおいてボディに含まれる塩を漏らさないことは、性能を長持ちさせるうえで重要になります。このブルスライドは外皮にノンソルト素材のワームを採用することで、塩が溶け出すことを防いでいます。
また、蛇腹状テールがスタビライザーの効果を持っているので、綺麗にまっすぐ後方に下がっていきます。
カバーの最奥を狙うならこのワームがオススメ!
特に葦が倒れ込んでいるカバーや水没しているオーバーハング下など、奥行きがあるカバーで積極的に使いましょう!
バックスライド系ワームに最適なフックとは?
バックスライドワームはノーシンカーで使うことが多く、フックの重さは非常に重要です。また、ボディが比較的太いものが多く、ファットボディに対応できるフックが基本となります。
これらを総合すると、ある程度軸の太さがあるワイドゲイブオフセットが最も適していいます。
しかしながら、ワームのデザインや、キャストする幅によってはナローフックや細軸のフックが活躍することも…。
使うシチュエーションをしっかりと把握することで、使うべきフックが見えてきますよ!
お勧めフック5選
T・N・Sオフセット
バックスライドワームに一番オススメなのがTNSオフセット。
このフックはバルキーからスリムボディのワームまで幅広くマッチする超オールマイティフックです。
また、低重心化されているのでフォールが安定しやすく、綺麗にバックスライドさせることができます。
そしてフックポイントはワームにフィットしやすい角度に設計されているので、ペースを乱さずカバーを攻め続けられます。
バックスライドワーム用フックの基本性能が全て揃っているフックと言えるでしょう!
T・N・Sオフセット HD
TNSオフセットの太軸モデル。違いは強度…だけではありません!
軸を太くすることにより鈎の重量が増しているので、よりフォールを安定させることができます。さらにはフォール中にアクションするドライブショットや、ハリースライドのアームをより動かしやすくする効果もあります。
ネイルシンカーを使わずにアクションを安定させられるので、ぜひ一度使ってみてください!
ライトニングストライク
バックスライド幅よりもフッキング重視ならライトニングストライクがオススメ!
バックスライドワームに合わせやすい鈎はワイドゲイブで重量のあるフックですが、このフックはそれを補っても余りある刺さりやすさと貫通性能、そしてバレにくさがあります。
最近では吊るし言われるカバー越しの釣り方が増えてきており、この状態でフッキングして魚もカバーに吊るされることもしばしば…
この状況で重要になるのはバレにくさと、フッキングパワーが伝わりにくい状況でもフッキングできることです。
バックスライドワームをカバーの奥の奥に投げ入れれば吊るし状態になることが多々ありますので、カバー越しにアプローチすることが多い場面でぜひ使ってみてください!
D・A・Sオフセット
バックスライドワームでは基本的にワイドゲイブオフセットがお勧めですが、超近距離戦ならD・A・Sオフセットが威力を発揮します!
このフックの特徴は、針先が立ちやすくフッキングパワーがダイレクトに伝わるということ。そのため初期掛かり性能が非常に高く、フッキングと同時に抜きあげるような近距離戦向きのオフセットフックです。
そしてナロータイプのオフセットフックなのでカバーへ入れやすく、直近の葦やフローティングストラクチャーの隙間、ゴミ溜りなどで使いやすいフックとなっています。
フリッピングで届く範囲を攻める際は一度使ってみてください!
ハイパートルネード
ワームのヘッドのズレが気になるときはスクリュータイプのフックがオススメ!
ハイパートルネードはワームがズレにくいテーパー式スクリューが採用されており、ヘッドのずれを最小限に抑えてくれます。
また、ワイドゲイブ仕様+アウトポイント設計で抜群のフッキング性能を誇ります。
ただ今回ご紹介している鈎の中で最も掛かり重視の鈎なので、カバーの中よりもカバーの際で威力を発揮してくれるフックです。
護岸や葦のえぐれで威力を発揮してくれるので、こういったカバーが多い河川で出番が多いフックです!
シチュエーションを考えたフックセレクトが重要!
バックスライドワームの種類は非常に多く、どれを使えばいいか分からない…と感じる人も少なくないはず。今回ご紹介させていただいたワームは、それぞれシチュエーションによって使い分けることが可能なアイテムですので、ぜひ参考にしてみてください!
また、ワームだけではなくフックを使い分けることで、魚のキャッチ率が大きく変わります。使うシチュエーションによりマッチしたフックを選んでくださいね。
初心者から上級者まで安定して釣果を出しやすいバックスライドワーム。ぜひ皆さんもトライしてみてください!
このサイトについて
- クッキー(Cookie)について
- 当社サイトには、「クッキー(Cookie)」と呼ばれる技術を使用しているページがあります。当社は、アクセス状況を計測し、記録・分析するためにクッキーを利用する場合があります。この場合、当社は上記計測や記録・分析以外の目的で利用することはありません。「クッキー」とは、ウェブサーバがお客さまのコンピュータを識別するために広く利用されている技術で、アクセスされたお客さまのIPアドレスやアクセス日時等を記録します。ブラウザの設定を変更することにより、「クッキー」を無効にすることも可能ですが、その場合は、当社サイトの機能またはサービスの一部が利用できなくなることがあります。