このワームにはこのフック!ワーム装着完全ガイド 【ストレートワーム】
誰しもが使うワームといえばストレートワーム。しかしながら中々特徴が分かりにくく、種類をいくつか持っていても結局1つのものを使い続けていませんか??
今回は王道中の王道であるストレートワームの特徴と、合わせるフックではマス鈎とオフセットフックにフォーカスしてお話させていただきます。
ストレートワームとは?
ストレートワームの特徴と言えば食わせ能力の高さでしょう。細身で長いボディは水中でナチュラルに動いている時間を長くすることができ、ゆっくりとバスを誘うことができます。ワームが短い移動距離でナチュラルに動き続けている限り、魚も中々見切りを付けられないものです。
それを証明するように、たとえ10インチを超えるようなロングワームであっても、アングラーがアクションしなくても魚のバイトを引き出すことができます。ロッドワークによる糸鳴りが無いことも合わせて、自発的に動き続けるからこそ、魚を騙せているのではないでしょうか。
ストレートワームの特徴は「一点で動いている時間が長く、ボリュームが少ない=喰わせ特化」が特徴と言えます。
ストレートワームの代表作を一挙紹介!
【ゲーリーヤマモト:カットテール】
特徴
- 超高比重ゲーリーマテリアル。
- テールの先までしっかり塩が入っている。
- テーパーデザインなのに水平フォールする。
カットテールワームと言えばストレートワームの金字塔。誰しもが扱いやすく、釣果を得られるワームと言えます。釣れる理由は諸説ありますが、テール先端までしっかりと塩が入っている点が重要なのではと考えております。これによりフィン部分に質量が生まれ、魚のヒレと同じように自ら水を押しているのではないでしょうか。
また、テーパーデザインが施されており、ネコリグでは太い頭で水を押し、細いテール部分は繊細に動いています。アピール力と繊細さを兼ね備えたストレートワームだと言えます。
お勧めの使用方法はノーシンカーワッキーリグとネコリグです。
推奨フック
推奨フック:DSR132、フィネスワッキー、パワーワッキー
推奨サイズ(DSR132):3.5inch=6 4inch=4 5inch=3~2
推奨サイズ(フィネス・パワーワッキー):3.5inch=6 4inch=4 5inch=2 5-3/4inch=1 6.5inch=1/0 10inch=2/0
【ゲーリーヤマモト:ヤマセンコー】
特徴
- 超高比重ゲーリーマテリアル。
- 不規則な水平フォール。
- ワッキーリグでの非常に強い水押。
こちらも言わずと知れたストレートワームの金字塔ですね。スティックベイトとしての性能も優れており、ワッキーリグ・オフセットリグどちらでも高い釣果をたたき出します。
どちらのリグでも重要になるのはフォールアクションです。サイズにもよりますが、不規則に揺れながらフォールしたり、左右にダートしながらフォールしたりします。使うときはフリーフォールを意識し、ヤマセンコー独自の不規則な水平フォールを活かしましょう。
推奨フック
推奨フック:フィネスワッキー、
パワーワッキー、
DASオフセット
TNSオフセットナロー
推奨サイズ:マス鈎 3in=4 4in=2 5in=1~1/0
推奨サイズ:オフセットフック 3in=2~1 4in=1/0~2/0 5in=4/0~5/0
【O.S.P:ドライブクローラー】
特徴
- フォール時のふり幅の大きいクロールアクション。
- ただ巻きでのバイブレーティングアクション。
- セミリングボディ。
ドライブクローラーは非常に良く「動く」ワームです。フォールでは全身を大きく左右に揺らしながらフォールし、ネコリグやワッキーリグのただ巻きではバイブレーションのように強く動いてくれます。その為アピール強めの巻ネコでの使用もオススメ。
また、ボディはセミリングボディになっており、水をしっかりと攪拌する力もあるので、見た目以上に魚を寄せる力があるのも魅力の一つ。撃って良し、巻いて良しのストレートワームですよ。
【BOTTOMUP:ブレーバー】
特徴
- フォールバイト攻略用シャッドテール搭載。
- ヘッド部分はリブボディ、テール部分はリングボディ。
- テールカット後でも高いアクション性能を誇る。
ブレーバーはご存じの通り、ネコリグでのフォールバイトが獲れるストレートワームです。開発コンセプトが上記の通りですので、積極的にネコリグで使っていきたいワームです。
特にスナッグレスネコリグ(オフセットネコ)と相性抜群で、この釣りはカバーの中で上下させる釣りですので、フォールバイトを取りやすいという強みが最大限に引き出せますよ。
また、テールカット時のワッキーリグはフォール時にボディが良く動き、シェイクでのアクションピッチ数も多くなります。
推奨フック
推奨フック:NSSフック、
NSSフックパーフェクション、
フィネスワッキー
推奨サイズ:スナッグレスセッティング 5in=1~1/0 5.7in=1/0~2/0
推奨サイズ:ワッキー 3in=6 5in=6~4 5.7in=4~2
【DSTYLE:トルキーストレート】
特徴
- トルクフルなワイドアクション。
- 青木大介拘りの3Dアクション。
- 巻ネコ対応。
扱いやすく、サーチ能力に長けたストレートワームです。フォール時のトルクフルなワイドアクションはもとより、巻きネコでも安定して使うことができます。巻ネコの時は比較的喰わせやすいバイブレーティングアクションです。ライトリグの弱点であるサーチ能力の遅さに対し、食わせ能力の高い巻ネコでその弱点をカバーしているワームと言えます。
また、シェイクでは青木大介プロが長いトーナメント生活の中で見出した3Dアクションを、誰しもが安定して出せるように設計されています。フィネスアングラーにはぜひ持っておいて欲しいパイロットルアーです。
【rein’s:レインズスワンプ】
特徴
- 安くて入り数が多いコスパの良さ。
- 張りの強いボディ。
- リブが浅い。
ストレートワームの王道とも言うべきレインズスワンプ。その特徴は張りの強さと細身ボディ、さらにリブが浅いという点です。これにより高いアクションレスポンスを持っており、マイクロピッチシェイクをするならこのワームはマストです。
リブを浅くしているためアクションに対する反復速度が速く、細かいロッドワークに機敏に反応してくれます。反復速度が速い分ロッドアクションを止めるとワームも瞬時にストップしますので、アクションに静と動のメリハリをつけやすいアイテムです。このメリハリが長きにわたってバスを釣り続けている所以なのではないでしょうか。
ストレートワームに最適なフックとは?
【マス鈎】
基本的にワッキーではフッキング率重視のセッティングがオススメです。特に渋い時など厳しい状況でバイトを引き出す使い方なので、せっかくのバイトをすっぽ抜けで無駄にする…なんてことは避けたいですよね。
具体的にはワイドゲイブタイプのマス鈎で、深く刺さりやすい形状のものがバレ防止に繋がります。
ワッキーリグをする上で最も使用頻度の高いマス鈎です。非常に刺さり重視のフックで、他と比べてもゲイブ幅は広いです。ワイドゲイブの弱点であるワームのズレやすさや曲がりやすさは、ベンドカーブ部分のクランク(角)でカバーしています。
サイトフィッシングやショートバイトが出やすい状況ではこのフックを使用しています。
基本的な特徴はフィネスワッキーと一緒です。その中で苦手としていたカバー周りや、大型の魚が掛かりやすい場所ではパワーワッキーがオススメ。
強引にカバーから引き離しても耐え抜く強度を持っており、レイダウンやゴロタ周辺など、横に走られたら巻かれたり切られる可能性が高いエリアではこのフックが安心です。
また、最近主流のパワーフィネスやベイトフィネスでワッキーリグ・ネコリグを使用する場合はこのフックを選びましょう。
もともとはダウンショット専用のフックですが、それゆえに姿勢の安定性が高く、巻ネコでの安定感はピカイチです。さらに鈎を刺すことによるワームの固定位置を最小限にできるので、ワームのアクション性を損ないにくい特性を持っています。
アクションの緩急が付けやすいトルキーストレートや、細身でアクションの反復速度が速いスワンプクローラーと相性抜群です。
フッキング重視のチョイスですが、上記でご紹介したマス鈎にはそれぞれガード付きモデルがあります。根掛かりやフックにゴミが付きやすい時は、積極的にガード付きを使ってリズムを崩さず釣りをしていきましょう。
【オフセットフック】
オフセットフックではナロータイプがオススメ。ワームとの一体感がバイトへと繋がる場合も多々あるので、基本的にはナロータイプを使用します。スイミングやシェイクしたときによりアクションさせたい時は、可動域を広くするために小さめのワイドゲイブタイプを合わせたりします。
ナロータイプのオフセットフックと言えば掛かり重視のタイプが多く、DASオフセットもその一つ。その中でフッキングパワーロスが無く、即掛けに対応できるのがこのフックです。
ショートバイトが多発する状況で即合わせをするなら、迷わず使ってみてください。
前記した通りナローゲイブオフセットフックはアウトポイント設計の物が多く、フックポイントが出やすく掛かりは良いものの根掛かりもしやすい…という使いづらさを感じている人も多いはず。そんなアングラーにぜひ使ってほしいのが「TNSナロー」です。このフックはアウトポイントではなくインポイントを採用しているので、針先を埋め込むための盛り上がりが少ないワームにフィットするのが特徴。そのため根掛かりも少なく「ストレートワームのオフセットダウンショットをカバーの中へ…」という使い方も難なくこなせます。
ナローゲイブオフセットを初めて使う方にもお勧めできるアイテムですよ!
こちらは少し変わり種のオフセットフック。上記の通りワイドゲイブショートシャンク設計のオフセットフックです。同じ番手でも他のフックより短く、ワームの固定幅を減らすことができます。そのためワームの可動域を増やすことができ、よりストレートワームの強みを活かすことができます。
また、ワイドゲイブですので更に1番手小さくすることもできますので、ダウンショットやライトテキサスをシェイクしながらスイミングさせるときは、定番のオフセットフックになっています。
貴重な1本をキャッチするためワームとフックの相性にこだわろう!
中々特徴や個性が分かりにくいストレートワームですが、マテリアルの質や硬さ、リブの種類、アクションする部分の形状などで特徴がはっきり分かれていたりします。これを把握することでストレートワームを使い分けることができ、渋い状況でも更なる1本を獲ることができます。
また、せっかくバイトした魚を逃さないよう、合わせるフックに拘ってキャッチ率を上げていきましょう!
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