このワームにはこのフック!ワーム装着完全ガイド【ギル系ワーム】
今回ご紹介するのは全国各地でその実力を示した【ギル系ワーム】です!
日本全国各地にギルは分布しているためギルパターンを使えるフィールドは多く、このパターンで釣れる魚は大きいのが特徴。
ただ、一見するとギル系ワームはサイズ感が非常に大きく、フッキングしにくいイメージを持っている方も多いのではないでしょうか??
実際にフッキング率は他のワームに比べて劣る形状ですので、ここで大事になるのが合わせるフックです。
この記事ではオススメギル系ワームとマッチするフックについて解説させていただきます!
ギル系ワームとは?
ギル系ワームの特徴は何と言ってもギルと同じシルエットにあります。
ギル系ワームはギルを捕食対象として強く意識しているエリアや時期での実績が非常に高く、春~夏にかけてのギルパターンで使うのがオススメ。
アクション面ではボディ形状的にスパイラルフォールを得意とし、中層でバスを誘える時間が長いのが特徴の一つ。このアクションは強烈にバスを引き寄せる効果がありますので、縦のストラクチャーで積極的に使っていきたいアクションです。
またワームの選び方にも繋がるのですが、ギル系ワームはその体高から接水面積が非常に大きく、その分表面のリブの有無や凹凸の大きさで魚の反応が大きく変わります。魚は物体の形状を水流で感じ取ることができますので、ギル系ワームにチェイスしてきて喰わない時はリブの形状でルアーローテーションしてみて下さい!
ギル系ワームの代表作を一挙紹介!
【DEPS:ブルフラット】
特徴
- 実績に裏打ちされた釣れるリブ設計。
- 確かな存在感と少しの水流でもアクションする蛇腹テール。
- キャスタビリティの高さ。
誰もが知るギル系ワームの金字塔とも言うべきワームですね!
ギルパターン全盛期の琵琶湖を中心に、ギルが生息する多くのフィールドで釣果を残したアイテムです。
このワームの特徴と言えば上の三つなのですが、それ以上に「使いやすさ」がブルフラット最大の武器ではないでしょうか。
ギル系ワームは前記した通り接水面積が大きいので、ワームにかかる負荷が強く身切れしやすくなってしまいます。しかしブルフラットは身持ちが良く、カバー打ちなどハードな釣りをしても比較的ペースを崩さず釣りができます。
ギル系ワームの最初の1つは凡庸性が非常に高いギルフラットがオススメです!
推奨フック
推奨フック:TNSオフセット
推奨フック:バルキーシャッドDXハント
推奨サイズ(TNSオフセット):2in=4~6 3in=1~2/0 3.8in=4/0 4.8in=5/0 5.8in=7/0
推奨フック:TNSオフセットナロー
推奨サイズ(TNSオフセットナロー):2in=4~6 3in=1~2/0 3.8in=4/0 4.8in=5/0 5.8in=7/0
推奨サイズ(バルキーシャッドDXハント):2in=4~6 3in=1~2/0 3.8in=4/0 4.8in=5/0 5.8in=7/0
【OSP:ドライブSSギル】
特徴
- アクション重視のボディバランス。
- 低重心化によるカバー回避性能。
- 肉盛りされたヘッド。
ドライブSSギルの特徴と言えば「アクション性能」に尽きます。サーカスアクションと言われるボトムでシャクリ上げた際のキレのある宙返りや、スパイラルフォール時の弧の大きさなど、とにかく運動性に優れたアイテムです。
低重心化されたボディはフックポイントがある背中を下に向けにくいバランス設計となっているので、動かし続けても根掛かりしにくい工夫が随所にされています。
そしてサイズ感も比較的コンパクトになっており、ギル系ワームのサイズ感が苦手なアングラーにぜひオススメしたいワームです!
【DSTYLE:ギルーラ】
特徴
- フィネス系ギルワーム。
- 良く水を嚙みピリピリと動くビローラテール。
- 喰わせやすいボリューム感。
他のギル系ワームはある程度のボリューム感があり水押が強いのに対し、このギルーラはボリューム感と水押を抑えた喰わせ系のアイテムです。
ギル系ワームの喰わせ系としてギルーラはオススメです!
【GEECRACK:ベローズギル】
特徴
- 全身リブ形状による最強の水噛み。
- 柔軟性のあるアクション。
- 喰い込みの良さ。
- 強烈な臭いを放つS.A.Fマテリアル。
通常のギル系ワームはボディー幅がデカいため、オフセットフックで使用する際「シェイクなどの細かいアクションを効かせにくい」「幅があるためルアーが口の中に入りにくい」というデメリットがあるのですが、このデメリットを全身リブ形状が改善しています。
また、魚がバイトすればリブが曲がって魚の口に入りやすくなるので、フッキング率が高いギル系ワームと言えます。
そして最大の特徴はトップクラスの水噛みと強烈な臭いのS.A.Fマテリアルです。これにより寄せる力・魅せる力・食わせる力を併せ持ち、フッキング率も高いという隙の無い強アピールギル系ワームとなっています。
ダウンショットやジカリグなど、ピンスポットで細かく誘う釣りにオススメです!
【HIDEUP:スタッガーワイド】
特徴
- ただ巻きでのジグザグアクション。
- 上部への水の揺らぎ。
- シャッドテールを動かしながらのスパイラルフォール。
琵琶湖でその実力を示し、多くのアングラーが魅了され、今もなお使われ続ける名作ですね。
このワームの特徴は水押しの強さと、リトリーブ時のジグザグアクションから来る上方向への水の揺らぎです。この上方向への水の揺らぎはスタッガーワイドの唯一無二の武器であり、発売されて10年以上経過していますが、いまだに各地でバスを魅了し続けています。
推奨フック
推奨フック:TNSオフセット
推奨サイズ(TNSオフセット):2in=4 2.7in=1/0 3.3in=4/0 4in=5/0 5in=6/0
推奨フック:TNSオフセットナロー
推奨サイズ(TNSオフセットナロー):2in=4 2.7in=1/0 3.3in=4/0 4in=5/0 5in=6/0
ギル系ワームに最適なフックとは?
ギル系ワームはボディが大きい分、フッキング率重視のフックが基本的にお勧めです。
なので針先が出やすいワイドゲイブタイプのオフセットフックを合わせてフッキング率の悪さを解消しましょう!
ただ近距離でのピッチングや、根掛かりの多いエリアを中近距離で攻める場合はナローフックがオススメ。
ギル系ワームはボディの幅は大きいですが、厚みは薄くなっています。そのためナローフックでも意外とフッキングが決まりやすく、カバーに対してストレスフリーで使えるようになります。
中遠距離ではワイドゲイブタイプのオフセット、中近距離ではナローゲイブタイプのオフセットを合わせるのがオススメです!
TNSオフセット
ほぼ全てのギル系ワームに合わせていけるのがTNSオフセット。ギル系ワームはボディに幅はありますが厚みは無いので、ワイドゲイブフックの中でもラインアイとフックポイントの高さがあまり離れていないアイテムが使いやすいです。
ラインアイとフックポイントの高さが離れすぎていると、ボディの薄さと相まって針先が出やすくカバーに対して極端に弱くなってしまいます。
その点TNSオフセットはワイドゲイブタイプでありながら、フックポイントをワームに沿わせやすいので非常に使いやすくオススメです。
また、低重心オフセットフックなので、姿勢を安定させることができるのもこのフックの魅力。スパイラルフォールやリトリーブ時のアクションを安定させる効果があるので、ギル系ワームの性能を十二分に引き出すことができるフックですよ!
WRM951
ワームのアクションに柔軟性を出したい時はWRM951がオススメ!
このフックの特徴はショートシャンクワイドゲイブであること。特徴的なワイドゲイブ設計でフッキング率を保ちつつ、ショートシャンクなのでホールド部分を減らしワーム本来のアクションを引き出してくれます。
また、ホールド力の高いZクランクと艶消しブラックコーティングで、ワームがズレにくいのも特徴の一つです。
ベローズギルをはじめ、ブルフラットなどアクションに柔軟性が出せるアイテムと合わせて欲しいフックです。
ダウンショットやジカリグなど縦の動きを演出しやすいリグで使ってみてください!
バルキーシャッドDXハント
マグナムサイズのギル系ワームには迷わずバルキーシャッドDXハントを合わせましょう!
マグナムサイズのギル系ワームは自重が非常に重く、身切れやズレが多発してしまいがちです。その点DXハントはロングネックでしっかりとワームの頭を固定し、あえてフッ素コーティングをしないことでワームをズレにくくしています。
フッキング面においては太過ぎない絶妙なフック線型なので、遠投した先やディープでもしっかりとフッキングしますよ。
またTNSと同じく低重心オフセットなので、アクションを安定させる効果があるのも魅力。
マグナムサイズのギル系ワームにはバルキーシャッドDXハントがオススメ!
TNSオフセットナロー
ギル系ワームに以外と相性が良いのがナローフックです。
中近距離ではナローフックの方がカバーにも強くなり、ボトムステイ時の姿勢が良くるので魚に口を使わせやすくなります。
TNSオフセットナローは通常のTNS同様にカバーのすり抜け性能が非常に高いのが特徴。
ブッシュの中やゴロタ場など隙間が多く、通常のフックだとフックポイントが出やすくなってしまうエリアで特にオススメです。
非常に扱いやすく使っていてストレスフリーなナローフックですので、打ち中心の釣りでぜひ使ってみてください!
DASオフセット
TNSオフセットナローが回避重視であるのに対し、DASオフセットは掛け重視のナローフックです。
このフックはアウトポイント設計で初期掛かりが非常に良く、ストレートボトム形状採用でフッキングパワーが伝わりやすいのが特徴。そして強度も十分に確保しており、フルフッキングできるのも魅力となっています。
春のサイトフィッシングや、比較的カバーの薄いエリアでは掛け重視のオフセットフックでしっかり魚を獲っていきましょう!
相性が重要!ギル系ワームには相性の高いフックを!
今回はギル系オススメワーム&ベストマッチフックについてご紹介させていただきました!
同じギル系ワームでも水押の度合いやアクション性の違い、はたまた使うリグで向き不向きがある奥が深いジャンルです。そんなギル系ワームに決まったフックだけを合わせるのはもったいない!
ワームの特性と釣り方に合わせたフックをセレクトすることで、もっと出会える魚は増えるはずです。
この記事を読んでいただいた皆さんが状況に合わせたフックセレクトで釣果を上げることと、あわよくば楽しいフックセレクトの沼にはまっていくことを心より願っています。(笑)
皆さんもギルパターンでランカーサイズをじゃんじゃん釣っていきましょう!
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