2019.12.19
TeamONIGAKE九州選抜大会
イベント概要
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イベント名 TeamONIGAKE九州選抜大会 開催日 2019年11月10日(日) イベントレポート
–齋野 義弘–
Team ONIGAKE 九州の年に一度の祭典である九州選抜大会が11月10日(日)に長崎県平戸島にある宮ノ浦の磯を舞台に開催されました。
この一年、九州各地の支部大会を勝ち上がった会員さん・スタッフ総勢30名がその頂点を目指して一堂に集いました。恒例となった前夜祭は今年も大盛況で、豊かな平戸島の海の幸に舌鼓を打ちながら各支部の挨拶と余興!?に美味しいお酒。まさに至福のひと時でした。この盛り上がりと一体感がTeam ONIGAKE 九州の素晴らしさだと再認識させられました。
翌朝4:00に受付けを開始して、運命の対戦相手を決める抽選を行いました。開会式の後、悲喜こもごも各選手の思惑が織りなす中、5:00丸宮丸と海鯱の2隻に分かれて志々岐崎~追帆崎を中心に展開しました。
夜明け間もない6:30から第1回戦が開始されました。当日はこの時季の宮ノ浦の磯にしては珍しく無風ベタ凪の好天に恵まれましたが、まだまだ水温が高くコッパグレの活性も非常に高く各選手を苦しめました。そんな状況の中から、いかにして良型グレ(出来れば、オナガではなくクチブトを)を引きずり出すか?が勝敗を分けるカギとなりました。また、第1回戦と続く準決勝戦は検量の手間と時間を省くためもありキーパーサイズの設定を設けずにグレ8匹の総重量としている。つまりは、早い手返しも勝利への重要な要因となります。
8:30に大会役員が各磯を廻り検量。各磯から勝ち上がりの選手をピックアップして廻ります。そして、9:30に厳しい接戦を制した12名の選手により準決勝戦が始まりました。
(ここで、大会役員と船長との打ち合わせ不足と周知ミスにより瀬上がり人数にミスがあり、各選手には大変ご迷惑とご苦労をお掛けしてしまいました。大変申し訳ありませんでした。今後の反省・改良点として、より一層の円滑な大会運営に努めたいと思います。)やはり、準決勝戦も第一回戦と同じくコッパグレとの戦いによる大接戦となりました。11:30から大会役員が各磯を廻り検量。長崎の権田選手・大分の阿部選手・宮崎の由地選手と上田選手の4名が見事決勝戦に駒を進めました。選手全員をピックアップして、決勝戦の舞台となる名礁・尾上島に西へ向かいました。
決勝戦では、大会本部からマキエとサシエが支給されます。各選手は息付く暇もなく、マキエを作りタックルを組む。精神的にも肉体的にもタフネスさが要求される決勝戦となる。
試合開始前、4選手で握手と記念撮影!そして、ジャイケンをして釣り座を決める。勝った選手から好きな釣り座に入り、40分交代で海に向かって時計回りにローテーションをしながら4Rを戦う。このポイントは上げ下げともに真横に早く複雑な潮が流れる。いかにその潮を読み、仕掛けを合わせ、魚の口元にサシエを届けられるか?がカギとなる。しかし、それ以上に「潮に好かれるか?嫌われるか?」片時も目が離せない試合展開となりそうだった。12:40試合開始。始め各選手ともに早い流れと湧き上がる潮に苦労していたようだったが、さすがは白線練磨の兵たち!!仕掛けを替え、仕掛けとマキエの投入点を変え、徐々にグレを追い詰めていく。そんな中、宮崎の由地選手がコンスタントにグレのアタリを拾う。しかも、他の選手よりもワンサイズ大きいように見えた。もちろん、仕掛けに手を加えているが、それ以上に潮が緩みマキエが溜まるポイントをいち早く探しているように見えた。
15:10試合終了。参加者全員で記念撮影の後、帰港して検量。決勝戦は釣り上げた25cm以上のグレの総重量で雌雄を決する。その結果、14匹5,725gで宮崎支部の由地選手が優勝に輝きました。準優勝は同じく宮崎支部の上田選手、3位は長崎の権田選手となった。おめでとうございました。
最後になりましたが、今年は福岡支部が幹事支部として、前夜祭から大会運営のサポートをさせて頂きました。準備不足と人手不足により参加された皆さま、また福岡支部の会員さんにご迷惑とご苦労をお掛けしました。大変申し訳ありませんでした。
大きな事故・けが人もなく大会が終えられましたことに感謝しますとともにご協力に感謝申し上げます。ありがとうございました。